Rie Shimizu Flute Recital〜Bach Project Final

清水理恵フルート・リサイタル

バッハ・プロジェクト・最終章

Bach Project Final に寄せて


本リサイタルは、「バッハの無伴奏作品の演奏を通してフルートのあらゆる可能性を探る」というテーマのもと、2012年より続けてきたプロジェクトの最終章です。

今回取り上げる《パルティータ 第1番》は、《ソナタ 第3番》と並び、バッハの無伴奏ヴァイオリン作品の中でも特に親しまれている作品です。舞曲を中心とした構成の中に、バッハならではの対位法的な豊かさが凝縮されており、フルートという楽器でその魅力をどこまで引き出せるのか、演奏のたびに新たな発見があります。

モーツァルトのヴァイオリン・ソナタは、私自身がフルートのために編曲した作品です。モーツァルトの歌うような旋律の美しさはフルートとの相性が非常に良く、この作品を通して、フルートならではの表現の豊かさをお届けできればと思っています。

また、ブラームスのクラリネット(ヴィオラ)・ソナタでは、晩年のブラームスが書き上げた深い内省性を、フルートの音色でどのように語ることができるのかという思いを込めて演奏します。

さらに今回も、清水研作氏による新作の委嘱初演を予定しています。現代作品を取り入れることは、クラシックの伝統を受け継ぎながら現代音楽への敬意を表すという、このシリーズの大切な柱のひとつでもあります。

最終章となる今回は、特に思い出深い作品や、心から愛する作品に焦点を当てました。皆さまとともに、音楽の持つさまざまな魅力を分かち合える時間になれば幸いです。

【日時】2026年7月5日(日) 15:00開演(14:30開場)

【会場】パウエル・フルート・ジャパン アーティストサロン“Dolce”

【出演】清水理恵(flute) 山本弥生(piano)

【料金】

    ●コンサート入場チケット 一般 4,000円

       チケットの購入は、今回からSquareのリンク決済がご利用になれます。

【お問合せ】

        ●パウエル・フルート・ジャパン 03-5339-8383

PROGRAM

モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 K.305(フルート版/清水理恵編曲)

J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第1番 ロ短調 BWV1002(フルート版/加藤元章編曲)

清水研作:新曲委嘱初演

ブラームス:クラリネット・ソナタ 第1番 ヘ短調Op.120-1(フルート版/清水理恵編曲)

PROFILE

清水理恵 Rie Shimizu(Flute) 

桐朋学園大学音楽学部卒業後、ボストン大学大学院修士課程を修了。現在はソリストおよび室内楽奏者として国内外で活躍するとともに、後進の育成や新たな企画にも積極的に取り組んでいる。


「競楽II 現代音楽演奏コンクール」第3位・フォルテ音楽賞受賞。フランス、アメリカ、中国など国内外の音楽祭や大学に招かれ、演奏・マスタークラス・レクチャーを行う。2020年には映像産業振興機構の助成を受けた《邦人作曲家の歴史》コンサートに主要ソリストとして出演、2021年には文化庁芸術活動支援事業の対象に選ばれた。


J.S.バッハ《無伴奏チェロ組曲》全曲演奏を達成後、現在は《無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ》全曲をフルートで演奏する長期プロジェクトに取り組んでおり、本リサイタルがその完結編となる。


プラチナ製フルート四重奏《PtFour》、加藤元章氏とのデュオ《Kuhlau Project》、清水研作作曲《日本の歌・世界の歌》《海》など、複数の音源を配信中。


2024年より東京・新潟を拠点にサロン・コンサート・シリーズを開催。桐朋学園芸術短期大学・新潟大学非常勤講師、中国綏化音楽学院客員准教授。ヴェリタス・ミュージック代表。

山本 弥生 Yayoi Yamamoto (piano)

東京芸術大学卒業後、渡独。シュトゥットガルト音楽大学大学院を修了し、ソリストコースへ進む。ドイツ国家演奏家試験 に合格し、研鑽を積む。その間、アメリカ・インディアナ大学にも学び、インディアナポリス・マティネー・ムジカレ、グランプリを受賞。在学中よりドイツ各地で演奏活動を行い、帰国後もソリストやアンサンブル奏者として活躍。


東京芸術大学附属音楽高校、沖縄県立芸術大学 で非常勤講師を務める(2008年まで)。故和田邦江、小林仁、アンドレ・マルシャン、故ジョルジュ・シェボックの各氏に師事。

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